先日小学生の娘の運動会がありました。
公立小学校の運動会といえばどの学年もダンスや組体操などの
団体での演目があります。
娘の学年は南中ソーランというソーラン節をアップテンポにアレンジした
演目だったのですが、びっくしりました、本気で感動したんです。
みなお揃いの黒く丈の長いハッピを着て赤い鉢巻をし、
太鼓の音をバックに大きな声を出しながら全力で走って入場してきます。
背中にはそれぞれ好きな漢字一文字が書いてあります。
四方では大漁(おそらく)と書かれた大きな旗を振り回しています。
テンポの良い三味線の音楽に乗って小気味よいダンスが繰り広げられます。
ハッピをマントのように使ってバサッバサッと見た目にも楽しかったのですが、
何が良かったかと言うと子供たちが一生懸命で、しかも笑顔の子が多く
踊り自体をすごく楽しんでいるのが伝わってきたところです。
自分の子供の頃を振り返っても運動会の演目なんてやらされるから
仕方なくやっていただけでした(真面目にはやるんですけど)。
それがみんな一生懸命かつ楽しそうに踊っているんです。
やる気のない子がいればこんなに良かったと感じないはずです。
運動会の演目なのではじめのきっかけは、やらなしゃーないだったかもしれませんが、
運動会当日の子供たちの姿は、やらされているものではないように感じました。
だからみんなイキイキしていました。
ぼくは運動会の組体操は好きではありません。やらされているから。
ピラミッドの下段なんて楽しい訳がないでしょう。やらされていたら。
マラソンも自主的にやるから楽しいのであって、
やらされたらただの拷問です(やっぱりマラソンかい!)
学校では言われたことを聞く子を育てようとしているところが多いですが、
社会に出ると言われたことをやっているだけでは通用しません。
きっかけはやらされたから、だとしても
どうせやるなら「自主的にやる」のが大切なのでしょうね。
それだけで嫌なことも楽しいことに変えられるかもしれません。