先日、税理士のみのソフトボール大会が開催され、参加してきました。
税理士会には地域ごとに支部というものがあり、
例えば私は東淀川支部に所属しているのですが、
大阪に30ほどある支部のうち8つの支部対抗でのソフトボール大会ということで毎年1回開催されています。
私も30すぎくらいまでは野球やソフトにちょこちょこ参加しておりましたが、
ここ10数年は税理士試験の受験もあり自粛してました。
そして10数年ぶりに練習に参加したときは、
単純にボールを打ったり追いかけたりする行為だけでも「こんなに楽しかったっけ?」
と、心の底から、体の芯から喜びを感じ、
人間は体を動かさないといけない生き物なのだなと実感しました。
練習でも十分楽しいのですが、大会となるとますます楽しくなります。
「勝負」となると老いも若きもみな血が騒ぐようで、「勝ちたい!」という気持ちが自然と湧いてきます。
多少の緊張感もあります。
しかしながら、本来は親睦が目的の大会ですので
死球なし、盗塁なし、など誰でも参加できるよう親睦ソフトとしての絶妙なルール設定の助けもあり、
楽しむのが第一という共通認識の上に、
勝利に執着するほどではないが適度に「勝ちたい」という空気もチームに充満し、
チームが一体となっているのを非常に強く感じました。
輝かしい経歴をお持ちの大先輩も、私のような若輩者も、
年齢、地位、野球の実力、そんなものは一切関係ありません(ありがとうございます!)。
良いプレーは褒め合い、ミスは励まし合い、それぞれが自分の中で精一杯プレーし、
チームを盛り上げようという姿勢に本気で感動してしまいました。
「チームスポーツってこんなに楽しかったっけ?」
私がこれだけ楽しめた一つの要因はチームの一体感ではないかと思います。
親睦第一、でもやるからには勝ちたいよね、という認識の強さがメンバー間で
大差なかったのではないかと思います。皆がある程度同じ方向を向いていた。程よい熱さで。
もっと勝ちにこだわっているメンバーがいれば、
あの雰囲気はつまらなかったかもしれません。
この一体感は会社経営においても重要なことだと思います。
(おっ珍しく税理士事務所っぽい内容!?)
お前らこんな売上じゃ会社潰れるぞー今年の売上目標は1億やー
会社でボケーっとしてる暇あったら営業行って来い!!
これでは教え方を知らない少年野球の監督と同じです。
従業員は毎日つらい思いをしているでしょう。
自分たちの会社はこの事業を通じて、お客様にこうなってほしい、
そしてこのように社会に貢献したい、というような会社の目標があり、従業員にしっかり伝えている。
それが従業員にとっても賛同したいと思える目標であり、全員で共有されている。
こんな状態になっていれば会社には一体感があり、
従業員は楽しく仕事ができるのではないかと思います。
それが勝利(利益)への近道かもしれません。