ボランティアは楽しい

いつもマラソン大会では受付、給水、手荷物管理、案内など
様々なボランティアの方に助けていただいてます。

意外とボランティアの方はランナーでない方が多いのです。
どうしてこんなに人のために力を貸してくれるのだろうという思いと
いつもやってもらう側なので、逆の立場にも立ってみたいという思いで
大阪マラソンのボランティアに参加してきました。

中国語を使う機会がめっきり減ってしまっているため
中国語対応ボランティアを希望し、
1日目は外国人専用の受付ブースでの対応でした。

インドネシア人2名、台湾人1名、日本人3名という国際色豊かな顔ぶれで
次から次へとやってくる外国人ランナーの受付をしていきます。
中国語対応ボランティアとは言え、ランナーはアメリカ人もいればタイ人もいます。

英語が流暢なインドネシア人に助けてもらいながら、
かなり衰えてしまった中国語と、成長期の韓国語と、中学生レベルの英語と、ペラペラの大阪弁を駆使し、
高校の文化祭のように(当時は非協力的でしたが)非常に楽しく受付作業をさせていただきました。
1日で何百人もの外国人の対応をする機会なんて滅多にないことなので
もうドキドキワクワクの1日でした。

2日目は手荷物相談所での中国語対応です。
とは言え手荷物のトラブルはほぼありませんでしたので、
実際にはゴール後に困っているランナーのあらゆる相談に乗るといった内容となりました。
胸には一応「中文(中国語)」というラベルを貼っていますが、
日本語はもちろん、英語で話しかけてくる方もかなりいました(むしろ中国語より多かった)。
海外マラソンに来る方はだいたいみなさん英語ができるんですよね。

「出口はどこ?」「計測チップはどうするの?」「完走証は?」「どうやって帰ればいいの?」
などの簡単な質問が大半を占めていたので、なんちゃってEnglishでも何とかなりました(^^;
言語云々ではなく気持ちで通じますね。これまた1日で何百人もの日本人と外国人に対応しました。

毎回どんな質問をされるか全く予測できませんし、
言語すら何語で来るか分かりませんので、
脳は今までに経験のないくらい高速で回転していたようです。
その証拠に1日の消費カロリーが運動なしで4000kcalを超えてました!
なのに不思議なことに全く疲れないですし、ずっと気分が楽しいのです。

おそらく、相手の方の「良かった~」「助かった~」といった表情や
「ありがとう」という感謝の気持ちが脳にとっては最高の報酬なのだと思います。

他のボランティアの方の、人を手助けしたいという姿勢もすばらしく、
そういう方々に囲まれていると気分が良くなります。
人は様々な人の助けを借りて生きている、と実感できました。

1日目も2日目も終わった後は心地よい僅かな疲労感と
やって良かった~という大きな満足感に包まれました。
ボランティアがこんなに楽しいものだったとは知らず、いい経験になりました。

何でも実際にやってみないと分からないもんですね。

   

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